みなさんは、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどを代表するゲームの世界で主人公を演じながら魔王を倒すロールプレイングゲームはやったことがありますか?
今はスマホアプリがあるので、ファミコンやプレステでDQ、FFといったタイトルをプレイした世代は30代後半以降かもしれませんね。
もしゲームをやったことがある人なら1度は感じたことがあるのではないでしょうか?
「なぜ主人公の産まれた村の周りのモンスターはスライムやゴブリンしかいないんだ?」
「魔王城の近くに住んでいる村人、実は最強説」
と。
今回ご紹介する本はそんな冒険の世界で最初の町では「なぜ銅の剣しか売らないのか?」に疑問をもった商人見習いの青年:マルがもっといい武器・防具を売るように商人ギルドに直談判しに行くお話です。
マルは立ち寄る村々で村人や村そのものの悩みや仕組み、ルールを鮮やかに解決していきます。本来、ゲームであれば村人1の悩みを解決すればお金や経験値が入りハッピーエンド。レベル上げをしながら次の村に向かうのが鉄則ですが、その解決が果たして村人たち、もっと大きな目で村の経済にとって良いことなのか?にまで踏み込んで行く、世界観はファンタジーながら現代の生活やビジネスにも考えさせられる一冊です。
果たして商人見習いのマルは、無事商人ギルドにたどり着き、すべての町で鋼の剣やモーニングスター、ドラゴンキラーといった武器の販売ができるのか!?ぜひ読んでみてください。
著者は元証券マンのキャリアコンサルタントで「Fラン大学就職チャンネル」でも人気のYoutuber「エフ」さん。